2011年7月15日金曜日
「広告の父」にプレゼンできるiPhoneアプリ
Ogilvy & Matherの創始者、デイヴィッド・オグルヴィが、生まれ故郷の英国を離れ、ニューヨークの広告ビジネスの中心地、マディソン・アベニューに小さな広告会社を設立したのは、1948年のことでした。
資本金わずか6,000ドルでつくられたその会社が「Ogilvy & Mather」です。デイヴィッドは当時38歳でした。
「デイヴィッドは、自分をブランド化していた。英国人であることを強調するように、ツイードの服を着て、パイプを吹かし、毎日4時半きっかりに紅茶を飲んだ。当時の広告業界で、自分自身をブランドにしようと考えたのは、彼ひとりだった」
彼が新しかったのは、自分をブランドにしようとしたことだけではありません。
彼は、広告のスタイルそのものの変革者でもありました。
それまでのアメリカの広告では「ハード・セル」、つまり、商品のセリング・ポイントをひたすら消費者にアピールするという方法が主流でした。
それに対し、自身コピーライターだったデイヴィッドは、広告の雰囲気や色、コピー、ユーモア、エモーション、そして何よりもアイデアにこだわりました。
クリエイティビティを重視したその「ソフト・セル」の方法論によって、広告は一歩前進することになりました。
それが、デイヴィッドが「近代広告の父」と呼ばれるゆえんです。
引用:Ogilvy & Mather Japan
この「広告の父」にプレゼンを聞いてもらえるアプリが出た。
もちろん、リリースしたのはOgilvy & Mather。
どういったロジックでアイディアの是非を判断しているか定かではないけど、創始者である氏のキャラクターを活用したユニークなセルフプロモーションアプリだ。
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