ランボルギーニは今年50周年のアニバーサリーイヤーで、Venenoの発表をはじめいろんなイベントを行っている。
記念イベント「Lamborghini 50th Anniversary Grande Giro」の最後を飾るパーティで公開された“ランボルギーニ・エゴイスタ”。
イタリア語で「利己主義者」を意味する「エゴイスタ」と名付けられたこのスーパーカーは、フォルクスワーゲン・グループ全体のデザインを統括するワルター・デ・シルヴァ氏が、創立50周年を迎えたランボルギーニに敬意を表し、ワンオフで製作したものだという。
「イタリア人である私は、ランボルギーニというイタリアのブランドに非常に強い愛着を感じています。だから私はその敬意を表すと同時に、これまでランボルギーニがいかに情熱によって、"頭"よりも"心"で創作されていたかということを強調するクルマが作りたかった」
デ・シルヴァ氏は興奮した様子でそう語ったという。
そんなデ・シルヴァ氏の指揮の下、エクステリア・デザインは彼の片腕ともいえる同じイタリア人のアレッサンドロ・ダンブロシオ氏が担当。
ボディ・サイドのプロフィールは、相手に対する攻撃に備えて頭と角を低く構えた力強い闘牛の姿をイメージしているという。
もちろんそれは、ランボルギーニのエンブレムに描かれた「レイジング・ブル(猛牛)」への表敬でもある。
エンジン・フードには600馬力にチューンされた「ガヤルド」譲りの5.2リッターV型10気筒エンジンに大量の空気を送り込むエア・インテークが開けられている。
鋭角的なフロントは、中央と左右の3つのパートに分かれており、トリマランと呼ばれる三胴船(主船体と両脇の副船体をデッキでつないだ船)の形状を応用したもの。
左右の前輪を収めるフェンダーと、カーボンファイバーの素地が露出したフロント・フードとその後ろにあるコクピットにつながるセンター・セクションで構成されている。
ボディ上面にはスポイラーやリア・ウイングのような空力的な付加物は一切装着されず、代わりにボディ後部に2つの可動式フラップが備わる。
高速走行時にはこれが自動的に持ち上がることでダウンフォースが増加し、安定性が向上する。
フロントには一見ヘッドライトが見当たらず、暗闇の中では左右2つの白いLEDポジション・ランプと、リアの赤いテール・ライトおよび中央のフラッシュ・ライト、「猛牛の目」にあたるオレンジ色のサイド・マーカー、ルーフに付けられた左に赤、右に緑のランプで "自機" の存在を立体的に示す。
このアイディアは航空機から借用したものだとか。
ボディ・パネルで覆われることなく完全に開放されたリア・エンドは、軽量化に一役買うと同時にメカニズムを露出させてアグレッシブな見た目を演出。
もちろんそれだけでは運転に必要な視界前方が照らせないので、実はフロントのセンター・セクションとサイド・セクションの間にあるエア・インテークの後ろに、2つのキセノン・ヘッドランプが隠されている。 リムがオレンジ色で塗られたホイールやボディのフィニッシュには、「アンチレーダー素材」が用いられているという。
(http://jp.autoblog.com記事より引用)
会場で流されたオフィシャルローンチムービー↓
おもいっきり『スピードレーサー』のマッハ号だと思うんだが(笑)
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