もともと搭載されているフィルタートロンの音も嫌いじゃないんだけど、
ローが厚めで輪郭がぼんやりした、いわゆる“グレッチサウンド”で、バンドで使うには音抜けの改善の必要性を感じていた。
グレッチのピックアップ交換と言ったら一択しかないと断言できるほど有名な『TV Jones 』である。
-公式紹介コメント-
TVジョーンズ社の創業者であるThomas V. Jones(以下トム)は、20年以上に渡って世界中のミュージシャンとユーザーから高い信頼を得ています。
トムが初めてギターを購入したのは14歳の時でした。
彼は独学でギターを研究し、やがてギタービルダーとなります。
そして、最終的にはピックアップ・メーカーとなりました。
トムのピックアップ・メーカーとしての成功の秘訣は、その人並み外れた耳のよさにあります。
トムがフィルタートロン・ピックアップに興味を持ったのは1993年のことです。
あのストレイキャッツで有名なブライアン・セッツァーとの出会いがすべての始まりでした。
ブライアン・セッツァーのトレードマークであるグレッチ・ナッシュビル・ギターにマウントされていたフィルタートロン・ピックアップの魅力にとりつかれ、研究を重ねました。
その結果、トムはブライアン・セッツァーの多くのギターを任される存在となります。
1998年、ブライアン・セッツァーは、グレッチ・ホットロッド・シリーズのために、新しいカスタム・ピックアップを必要としていました。
そこでブライアン・セッツァーは、数多くのピックアップの中からブラインド・テストを行います。
結果、見事に選ばれたのはトムのピックアップでした。その数ヵ月後、トムはグレッチ・ギター・カンパニーのコンサルタントに就任。
ピックアップやギター製作の、開発の他に、グレッチのアーティストの求める音を正確にクラフトマンに伝える重要な役割を果たしました。
トムは、グレッチ・ギターにおいて必要不可欠な存在となったのです。
グレッチ社と共に研究を重ねながら、トムは自身のピックアップやギターの製作を続けます。
その過程の中で、ピックアップのほんの僅かな違いが、ギターのトーンに大きな影響をもたらす事を強く実感することになります。
ピックアップの究極のトーンを追い求める長い旅が始まるのです。
一つ一つのギターに対し、最も優れたトーンを探す魅力にトムは完全にとりつかれてしまいました。
トムのピックアップに対する知識と情熱は、有名なギター・プレイヤー達の間で瞬く間に噂となり広まりました。
彼の研究に対する献身的な姿勢は、自分の音に対する拘りを持ったプレイヤーを魅了します。
2001年には、更に店舗を拡大するために、トムは家族と共にパシフィックノースウェストに移住し、現在も信頼する従業員と共にフルタイムでピックアップを製作しています。
以上。
現在はブライン・セッツァーのアーティストモデルにはデフォルトでTV Jonesのピックアップがマウントしてある。
(どうせなら最初から全部に載っけてしまえばいいのに。)
多くの交換したグレッチユーザーたちが「良い」と言っているので、ぜひ自分も試してみよう、と。
がしかし、どれにしたらいいもんか?
TV Jonesピックアップの弾き比べ音源をUPしているサイトはあったが、
これを聞いてもよくわからない(笑)
バンドサウンドで演奏する事を考えてジャキジャキにしたかったので、
前から気になっていた『ハイロートロン』をチョイス。
御茶ノ水の楽器センターで参考までに弾き比べをさせてもらった。
(右)Tennessee Rose 6119-62 ←フィルタートロン(ハムバッカー)
(左)Tennessee Rose 6119ー62HT ←ハイロートロン(シングルコイル)
左のモデルに搭載されているハイロートロンはTV Jones製ではなくGretsch製だったが、
やはりシングルの方が音抜けに関しては良かった。
試奏してテンションが上がったので、勢いでオーダー。
録音した音源を聴いてもベースとケンカしてない。
こりゃあイイ。
結果的に良かったけど、正直ギターのピックアップ交換なんて博打に等しいと思う(苦笑)
そのギターの現状がどんな音かなんて個体差があるし、
同じピックアップを載せているギターを試奏したとしても、それと同じ音になるなんてことはない。
交換後のシュミレーションもできないものに何万円もかけてチャレンジする。
ほんとおばかさん(笑)
それでも最高に楽しくて満足なのであります。
レポート乙です。
返信削除自分もピックアップ替えたことあるけど
http://greentea2010.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301523049-1
けっこう博打よねー。
本番の音も楽しみにしてます。